有斐閣ブックス<br> 自己意識心理学への招待―人とその理論

有斐閣ブックス
自己意識心理学への招待―人とその理論

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641085435
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C1311

内容説明

「内向の時代」といわれるように、自己とか自我、セルフとかアイデンティティといった自己意識にかかわる概念が注目を集めている。心理学・教育心理学などを学ぶ学生に、自己意識にかかわる諸概念をわかりやすく整理・解説する。たんなる理論の紹介・解説だけでなく、それぞれの人間観がわかるよう工夫した書。

目次

自己意識研究のパースペクティブ
近代の自我観と古代・中世の自我観
精神分析学的理論(無意識の世界に生きる―フロイトの自我論;内なる神を求めて―ユングの自己論;生涯を通じての発達とアイデンティティの形成―エリクソンのアイデンティティ論;主体の疎外という運命を受け入れる―ラカンの主体論;自己と自己愛はどう発達するか―コフートの自己心理学)
社会心理学的理論(内省の事実から出発する―ジェームズの主我と客我論;「意味」を共有できる存在としての自己―ミードの自我論;自分自身についてどう推論するか―ベムの自己知覚理論;自意識過剰の心理学―バスらの自己意識論;セルフの公私領域への分断―ワイガートらの現代的セルフ論)
人格・発達心理学的理論(自我の対話構造―ワロンの自我発達論;健康な独自性を求めて―オルポートの自我論;世界と向き合い、歩みを進める自己―ロジャーズと自己実現の心理学;自己の能力を信じる―バンデューラの自己効力論;鏡の中の「自己」、鏡の前の「自己」)
日本の自我理論(わが国における心理学的な自己意識研究を顧みる)

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