内容説明
企業法としての商法の総論にあたる商法総則と、企業取引に特有な法律関係を規制する商行為法の体系的な概説書。現在の商法学の水準を維持しつつ、制度内容の平易な説明を通して理解が深まるよう多様な工夫をこらした。また最近の重要問題にも触れて、それらをめぐる論点の所在や、判例・学説の最新の動向を示す。
目次
第1章 商法とはどのような法律か、それはどのような特色をもっているか
第2章 企業主体としての商人とはなにか
第3章 企業活動の補助者にはどのようなものがあるか
第4章 企業の物的設備とはどのようなものか
第5章 企業の公示とはどのようなものか
第6章 商行為の通則は民法の取引規定に対してどのような補充修正を加えているか
第7章 商事売買はどのような特色を有するか
第8章 商行為法上の特殊な制度としてどのようなものがあるか
第9章 企業取引の類型にはどのようなものがあるか