内容説明
バブル経済の崩壊や東京一極集中の問題の中で、豊かさや地域社会の見直しが行われ、地方財政をめぐってもさまざまな論議がなされている。本書は、複雑な制度や国と地方との財政関係など地方財政全般を、高い問題意識と平易な叙述で解説した分権化時代の格好のテキスト。
目次
第１編 地方財政の仕組みと動向（地方財政の意義と役割；国と地方の財政関係；自治と予算；収入構造；地方税；地方交付税；国庫支出金；地方債；地方経費の構造と動向）
第２編 地方財政の課題と政策（福祉と地方財政；公共投資と地方財政；収支構造；地域格差と財政力；地方公営企業；地方財政の広域化と多様化への対応；地方税制改革の動向と課題）
第３編 地方財政の歴史と国際比較（日本の地方財政の歴史的展開；国際比較；アメリカの州・地方財政；イギリスの地方財政；フランスの地方財政；ドイツの地方財政）
