財政再建と民主主義―アメリカ連邦議会の予算編成改革分析

財政再建と民主主義―アメリカ連邦議会の予算編成改革分析

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641076662
  • NDC分類 342.53
  • Cコード C3031

内容説明

財政再建は20世紀後半のアメリカ民主主義が直面した大きな課題の1つであり、アメリカの財政状況が悪化したという事実は、民主主義と財政規律の両立は困難であるという主張の根拠ともなった。1970年代前半から90年代後半まで、米連邦政府の財政赤字はなぜこれほど長期にわたって継続し、なぜ90年代後半に終焉に至ったのか。しばしば過度に利己的に見える議員たちは、一定の条件が満たされれば増税や政府サーヴィスの縮小による財政再建を可能にする改革を行う。1974年議会予算法制定から93年包括予算調整法成立までに連邦議会が行った予算編成改革の過程を分析し、現代のアメリカ政治の特質と、民主主義の下での財政再建を考えるための視座を提示する。

目次

序章 アメリカの予算政治
第1章 理論的検討と本書の分析枠組み
第2章 議会予算法の時代―1974‐80年
第3章 財政赤字膨張の時代―1981‐88年
第4章 財政規律回復の時代―1989‐93年
終章 結論と含意

著者等紹介

待鳥聡史[マチドリサトシ]
1971年福岡県生まれ。主に関西で育つ。1993年京都大学法学部卒業。1996年京都大学大学院法学研究科博士課程(政治学専攻)退学。大阪大学助手、ウィスコンシン大学留学(1995‐98年)などを経て、現在、大阪大学大学院法学研究科助教授。専攻は政治過程論、比較政治論
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