内容説明
国家の開発政策、地方自治体の開発行政、民間デベロッパーや巨大進出企業の動きと、住民たちによる環境保護運動との攻防に、とりわけ漁民の視点から徹底した歴史的・実証的な分析によって迫る。渾身の20世紀東京湾環境問題史。
目次
第1章 海岸線の変貌と埋立て地の造成
第2章 入浜権運動からナショナル・トラストへ
第3章 干潟をめぐる開発と保全の攻防
第4章 東京湾埋立て開発構想をめぐる攻めと守り
第5章 東京都内湾における埋立てと漁業興亡史―東京港の歩み
第6章 東京湾をめぐる埋立て開発史と京浜工業地帯―神奈川県川崎市・横浜市
第7章 東京湾をめぐる埋立て開発史と京葉工業地帯―千葉県内湾
第8章 浦安漁民闘争史
結び