講座現代日本社会の構造変化 〈5〉 現代日本の生活構造

講座現代日本社会の構造変化 〈5〉 現代日本の生活構造

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  • サイズ A5判/ページ数 251p
  • 商品コード 9784641071759
  • NDC分類 308
  • Cコード C3330

内容説明

本講座は、戦後40年という現在の時点に立って、戦前とは質的に異なる大きな変貌を遂げた日本社会の構造変化を、総体として明らかにしようとしたものである。1970年代に入るとともに、国民の意識・精神生活の面でも、家父長制的モラルの拘束力の解体という形での近代化が、「甘えの構造」、「モラトリアム人間」、非行、暴力への志向などを伴いながら、重大な問題となってきた。さらに最近では、日本の国際化の新段階が始まり、国際関係の激動と相まって、危機管理、総合安全保障が国民の関心を集めるようになっている。そして、日本社会の変化は、国際関係の変化の連鎖のなかに深く組みこまれるに至っている。

目次

現代生活様式の構造と展開―「中流」意識の広がりと分解
第1部 労働生活の変化(ME技術革新と人間労働;失業者・不安定就業者層の労働と生活)
第2部 地域生活の変化(現代農村と農民の生活;現代大都市と地域社会;生活の都市化―その概念と実像)
第3部 家族生活の変化(家族生活の変化と家族問題;現代家族と非行問題;現代家族と養護問題;現代生活と主体形成)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

28
1986年初版。高度経済成長期を得て、福祉見直しが行われ、再びバブルにむけた経済成長期の国民の生活実態を構造的に明らかにしようとした内容です。国民生活は苦しい現実があるなかでなぜ「中流」意識が広がってきたのか、また経済界が求める労働力養成と本来の人間労働との矛盾は何なのか、失業者の実態と貧困の実態など幅広く論じられています。そうしたなかでどのように社会を形成する主体形成を行っていけばいいのかについても問題提起がなされていました。今日の日本社会を考えるうえでも材料になると思いました。2018/10/06

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