内容説明
この論文は結論として日本型労使関係の将来を、労使協議制を通じた情報共有化というかたちでの経営参加の問題として捉えている。著者は労使関係の基本を、個々の組合員の勤勉性を引き出し、従業員の自己実現を可能にするための、普遍的な経営戦略との関係で捉えており、論文全体の焦点をその一点に集中することによって強い説得力と有益な指針を得ることに成功している。東京海上各務記念財団懸賞論文最優秀賞受賞!
目次
第1部 日本型労使関係の概観―文献調査
第2部 日本型労使関係の変容
第3部 新環境下の日本型労使関係
第4部 新時代における日本型労使関係のモデル―新しい経営参加モデル=「情報共有化モデル」の構築
第5部 日本型労使関係の国際経営の適応性―英国におけるわが国企業の労使関係実態調査
第6部 日本型労使関係の将来