行政学

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  • サイズ A5判/ページ数 616p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641049833
  • NDC分類 317.1
  • Cコード C3031

内容説明

日本において行政学は、日本の行政を対象とする記述や分析が非常に豊富になり、輸入の学問から国産の学問へと、猛スピードで進んでいる。気鋭の行政学者が、一方で、読者に必要な知識を与えるために制度をわかりやすく記述し、他方で、読者に自分で考えるヒントときっかけを与えるべく実態を興味深く分析した。4単位授業向けの、本格的な行政学テキスト。

目次

第1部 日本の官僚制(国家公務員の採用;国家公務員の昇進;国家公務員の退職と天下り;内閣制度;中央省庁;行政ネットワーク;行政管理と行政改革;官民関係(1)民営化と規制緩和
官民関係(2)民間委託とNPM
予算編成過程
特別会計と財政投融資
決算と会計検査院
制度的行政責任
非制度的行政責任)
第2部 日本の地方自治(地方自治(1)事務と権限
地方自治(2)財政
地方自治(3)組織と人事
大都市行政
広域行政)
第3部 行政の理論(政策過程の理論;官僚制の合理性と非合理性;官僚制の演繹モデル;官僚制の帰納モデル;中央地方関係の理論)
日本の行政システム

著者等紹介

真渕勝[マブチマサル]
1955年、神戸市生まれ。1980年、京都大学法学部卒業。1982年、京都大学大学院法学研究科修士課程修了。大阪大学法学部助手、同助教授、大阪市立大学法学部助教授、同教授を経て、京都大学大学院法学研究科・法学部教授(行政学・公共政策)。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

3
A4で600ページもあるので時間はかかるが、とても読みやすく、昨今の時事に出てくるような問題を多く含んだ実態分析の記述が多いためか、読み物としても面白かった。我が国の官僚制に半分以上のページを割いているので、我が国の制度がやたら好きな国家公務員総合職の一次や、政策提言や実態分析を問う二次の論文試験向き。制度記述も手堅く書いてあるものの、後半以外のところはまとまってない感もあるので、そういう点は不満ではあるが、西尾先生の行政学で補充すべきであろうか。2013/07/08

おっさん

3
現代行政学の最先端で、かつ教科書の新定番。大著だが、著者の文章が堅苦しくないのでスラスラ面白く読むことができるだろう。村松氏や西尾氏の教科書を挫折した人にもオススメ。ついでに言うと、ページのわりに異様に安い。2009/08/04

Moloko

2
他の行政学の本も読んだが、私的にはこれが行政学の本として一番安定していて、なおかつ面白いと思う。制度と実態分析を両方含んでいてバランスが良いのと、読者に思考させようと様々な工夫を仕込んでいることは学習書として有用だと思う。なおかつ内容もそこそこ面白い。600p近くあって、かなりの大部だが、再読する価値は十分にあった2016/06/18

Shiki Magata-ma

1
単純にこういう分野に興味があるから読んだ。この書籍の特徴はまず最初に多くの読者にもっとも距離の近いであろう日本の中央部と地方部の行政の現状について極めて具体的に、現場に着目して記述した後に、先達による理論を日本をはじめとした各国の行政におけるその理論との対応を記述するといったように、どこまでも現実の例を念頭に置いて書かれていることだ。2014/03/09

Moloko

1
内容も濃く、面白いので行政に興味がある身としてはとても楽しめた。大学の授業の堅苦しい教科書とは全く違う。もう一度読みたい2015/12/14

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