出版社内容情報
誰が支配し、いかに実施するか、いかなる結果をもたらすか。省庁再編・政策評価の導入など、近年の動きを踏まえて改訂した。
内容説明
行政システムを、意思決定に焦点をおいて解明する。府省庁組織や中央地方関係、政府と市場、組織と管理などの伝統的なテーマを扱うと同時に、政治経済学的な視点をも導入した、行政学の体系的テキスト。誰が支配し、いかに実施するか、いかなる結果をもたらすか。“How Governed?”とともに“Who Governs?”にも関心を持って、行政システムの活動とその結果の全体をとらえようとする。二年前に「現代行政の政治分析」という視点から書かれたテキストを、省庁再編・政策評価の導入や地方分権改革などの近年の動きをふまえ、改訂した。
目次
第1章 行政学の枠組み
第2章 近現代国家と行政システムの発展
第3章 現代日本の行政システム
第4章 中央地方関係と地方自治
第5章 政策過程と企画立案
第6章 行政組織の基礎理論
第7章 組織の設計
第8章 公務員制度と人事行政
第9章 組織の管理運営
第10章 政策の実施
第11章 政策評価と行政責任
著者等紹介
村松岐夫[ムラマツミチオ]
1940年、静岡県掛川市に生まれる。京都大学法学部を卒業し、現在、京都大学大学院法学研究科教授
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感想・レビュー
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denken
2
行政学に初挑戦したわけで,正直消化不良なところが多々ありますが,それでも挫折せずに読みきることができたという程度には,わかりやすい。国会中心パラダイム・行政主導パラダイムは何度も繰り返し登場する概念であるので,さすがに印象に残った。2010/06/17
takizawa
2
西尾先生の本に比べると、定義を述べる箇所がわかりにくいけど、逆にいえば、物語みたいで流れるように読めてしまう。内容も抑えてあるから、村松教科書を通読対象とし、西尾教科書を辞書的に使って勉強するのもオススメ。「地方自治論は、夢を語る場であるかのようだ。」という記述に笑ったw2009/05/11
Ryo Onodera
1
ゼミ