内容説明
国境は、グローバル化によって意味を薄める一方、その存在が問題となることも多い。ヒト、モノ、カネ、企業の国境を越えた動きは、一国経済、国際経済にどのような影響を及ぼすのか、どのような政策や経営の課題が生じるのか、第一人者が考察する。
目次
序章 国境を越える経済活動
第1章 経営と国境―「グローカル」経営と経営の政治化
第2章 企業はなぜグローバル化するのか―多国籍企業と国際貿易
第3章 タックス・プランニング
第4章 戦後の為替管理自由化と国際収支構造の変化
第5章 為替レートと国際経済システム
第6章 為替レートと国際金融―変動の原因とそのインプリケーション
第7章 金融法制の将来―金融のグローバル化と日本の将来
第8章 貿易と産業構造―戦後日本の変遷
第9章 発展途上国の負債と世界経済
第10章 市場経済システムの形成と開発経済学パラダイム
第11章 外国人労働者と日本経済
第12章 日米経済摩擦の政治経済学―アメリカの政治的圧力と日本の経済自由化
第13章 リージョナリズムの光と影