出版社内容情報
国際売買取引の実務における必読書。法律・実務の基礎知識の明解な解説と多様な文例を盛り込み,様々な場面で活用できる1冊。
内容説明
国際売買取引の実務において座右の書として愛用されてきた『国際売買契約ハンドブック』を全面的にアップデート。法律・実務の基礎知識の明解な解説から、実践的な実務解説と多様な文例までを盛り込み、実務に携わるすべての人が様々な場面で活用できる。
目次
第1部 国際売買契約の基礎(国際売買取引の流れ;売買契約の種類;売買契約の成立 ほか)
第2部 国際売買契約書の書き方(頭書;契約商品、品名;品質 ほか)
第3部 国際売買契約書文例および各種書式(レター・オブ・インテント;申込書;承諾書 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hatann
6
国際売買契約をドラフトするにあたっての実務本。オリジナルは1986年に発売された伝統のあるハンドブックである。やや言い回しが古いキライもあるが、簡にして要を得る的確な契約英語表現となっている。スポットの売買契約文例としては、現時点でも追随を許さない圧倒的な出来の良さ。日本法のみならず、米国法、英国法、中国法にも目配りして、理論的な背景についても程よく説明しているのも何気に凄みを感じる。巻末にはたくさんの契約分例が掲載されているが、こちらの方はやや簡便すぎてそのまま実務に使えるものではないので要注意。2021/08/04
ただの人間
0
国際売買契約について、各条項が必要とされる理由、背景にまで踏み込んで詳細に論じる。船舶輸送や決済など国際売買契約の流れを(決して容易ではないが)追うこともできるようになっている。かなり詳細に定められている(ように見えた)巻末の書式集にも和訳がついていればなおよかったのだか、これを精確に理解、作成できるようになればというひとつのマイルストーンとして位置づけておきたい2019/05/31