出版社内容情報
民事紛争を解決する方法は,多様化している。
裁判中心主義から裁判と裁判外紛争解決との協働の法政策への傾斜である。
本書は,裁判外解決処理の機能と特質等を外国の例も紹介しながら概観し,
併せて仲裁制度のしくみ・判例をわかりやすく解説したハンディなテキスト。
《主な目次》
第1編 裁判外紛争解決を概観する
第1章 紛争解決システムと裁判外紛争解決
第2章 裁判外紛争解決の諸機能
第3章 裁判外紛争解決方法とその刷新
第4章 裁判外紛争解決方法の分類
第5章 基底としての相対交渉
第6章 ある隣人訴訟――交渉・調停・訴訟のはざま
第2編 仲裁制度
第1章 総 説
第2章 仲裁契約
第3章 仲裁廷
第4章 仲裁手続
第5章 仲裁判断
第6章 仲裁判断の取消・執行
第7章 国際仲裁
第3編 仲裁に関する判例
内容説明
いま、裁判と並んで、ADRが脚光を浴びている。司法制度改革審議会の最終報告でも、重点項目としてとりあげられ、その活用が期待されている。本書は、ADRの根底にまで迫り、あわせてその1つである仲裁をわかりやすく解説した。
目次
第1編 裁判外紛争解決を概観する(紛争解決システムと裁判外紛争解決;裁判外紛争解決の諸機能;裁判外紛争解決方法とその刷新;裁判外紛争解決方法の分類;基底としての相対交渉;ある隣人訴訟―交渉・調停・訴訟のはざま)
第2編 仲裁制度(総説;仲裁契約;仲裁廷;仲裁手続;仲裁判断;仲裁判断の取消・執行;国際仲裁)
第3編 仲裁に関する判例
著者等紹介
小島武司[コジマタケシ]
1936年生。1958年司法試験合格。1959年中央大学法学部卒業。同大学助手、司法研習生、助教授を経て、現在、中央大学法学部教授
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