内容説明
面白さが伝わる国際私法の最前線。「国際私法を分かりやすいものにしたい」と願う著者が、重要・不可欠な12のポイントを選び、具体的な裁判例や図表を用いながら著した、読者待望の書。
目次
法例の適用対象―民法適用の前に必ず法例あり
間接規範―国際私法と時際法・人際法とは運泥の差
準拠法決定適用プロセス―法例の隠された構造
法規分類説と公法の国際的適用関係―コペルニクス的転換の前後
単位法律関係の相互関係と送致範囲―請求権競合問題には法例上決着がつけられている
先決問題と適応問題―存在しない問題と避けられない問題
連結政策―最密接関係地法の探し方
地域的不統一法国の扱い―法例28条3項の「規則」はあるはずがない
人的不統一法国の扱い―法例31条1項の「規則」はないはずがない
反致―本当は存在してはならない外国国際私法〔ほか〕