内容説明
本書は、大陸型違憲審査制の系譜や問題性を戦前・戦後にかけて歴史的に素描した一般的概説と、フランス・西ドイツ―そしてわずかにイタリアについての論及とアメリカとの比較検討を含め―を中心としたヨーロッパ大陸の違憲審査制をめぐる若干の問題についての研究論文からなる、序説的な研究論文集と性格づけられるべきものであろう。
目次
序論 大陸型違憲審査性の系譜と問題性
第１部 フランスの憲法院と人権の保障（フランス憲法院の改革；フランス憲法院と人権の保障―「結社の自由」判決の検討とその後の動向―）
第２部 西ドイツの憲法裁判とアメリカ違憲審査制（西ドイツの憲法裁判と憲法政治；アメリカ違憲審査制のヨーロッパ的対応）
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