内容説明
この本は、重要と思われる憲法判例を選び、一つ一つ点検し、私にとって妥当と見える点と不当と見える点とを見分け、私なりの理由づけを行おうとするものである。
目次
違憲審査権の土俵
御本尊「板まんだら」はホンモノか?
乱闘国会でも「自律権」
「砂川事件」の残したもの
外国人に「入国の自由」があるわけじゃない
「政治的行為の自由」が会社の基本的人権?
監獄の中の自由の程度
選挙権の重みを「選挙無効訴訟」でならせるか?
サラリーマンの酷税不満
『悪得の栄え』は栄えず
税関検査は「検閲」ではないそうな
公的人物の私行
大いに尊重された「取材の自由」
競争制限が違憲な場合
ストは御法度、公務員
平和条約と在外私有財産の補償
のん気な徳島市の公安条例
「淫行」とは何ぞや?
逮捕状は後回しでもよかろう
家裁が許した少年がおとなになった時の起訴
国民審査への不満〔ほか〕