内容説明
本書は、1996年秋に日本法哲学会と法哲学社会哲学国際学会連合(IVR)日本支部が第4回神戸レクチャーとして開催した「第1回アジア法哲学シンポジウム」をもとに、シンポジウムで報告・コメントされた方々に加筆をお願いするとともに、新たな執筆者を加えて、一冊の書物として統合性をもつように編集されたものである。
目次
第1部 普遍主義とアジア的価値論―選択か統合か(リベラル・デモクラシーとアジア的オリエンタリズム;人権保障―どのような人権を、どのように;人権・個人的なものか社会的なものか―アジアの人権にそくして ほか)
第2部 アジア法の思想と歴史―儒教世界の遺産(礼教と革命中国;満員電車のモデル―明清期の社会理解と秩序形成;国家と社会―中国法史のパースペクティブから ほか)
第3部 アジア法の現代的変容(法律の民主化―現代中国の立法における権利;韓国の法体系はどこへ向かって行くのか;立憲主義の観点から見た韓国法文化論―金昌禄報告に対する論評 ほか)
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