内容説明
表現の自由は、個人の人権としても、社会全体のためにも、非常に大切なものである。しかし、他方で、ある表現によつて心に深い傷を受ける人々のことも、考えなければならない。特定の人種や被差別部落などの集団をことさらに悔辱する発言にも、憲法上の「表現の自由」は及ぶであろうか。これが、本書の中心テーマである。
目次
表現の自由とは何か
人種的憎悪扇動の禁止
自由主義諸国の苦悩
揺れ動くアメリカの裁判例
表現の自由と集団ひぼうの禁止―アメリカの学説を中心にして
部落差別的表現の規制
女性差別的表現としてのポルノ
感想・レビュー
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