内容説明
精神分析的手法を駆使しつつ、精神分析を脱構築し、体制＝反体制のダブルバインドから鮮やかに身をひるがえす、新鋭の伊藤整論。
目次
第１章 マトリックスとしての『雪明りの路』
第２章 親と子と三つの短編
第３章 新心理主義文学理論―構造としてのレシへの近代主義的叛逆
第４章 父権と性と「生物祭」
第５章 行動主義文学としての「馬喰の果て」―視線のエピステーメー
第６章 「石狩」の解体
第７章 中野重治と平野謙と『街と村』―中野重治「閏二月二十九日」より
第８章 平野謙と『得能五郎の生活と意見』の超体制―メディア化した「私」
補説 吉本隆明再現前論批判―新心理主義文学理論の史的位置の闡明のために
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- 和書
- 山なんて嫌いだった
