出版社内容情報
古墳時代研究では、近年、棺、槨、墳丘など個別に研究分析が深められてきた。本書ではこれらの研究を総合し、古墳は何を実現するために築造されたのか、首長たちは何のために古墳を築いたのかを発掘調査の成果をもとにした精緻な分析から問う。
【目次】
内容説明
埋葬以前に墳丘が存在した。墳丘に登る道がある。墓壙に横から入る道がある。墓壙内に複数の棺がある場合には同時に埋め戻される。等々30数年に及ぶ発掘調査の事実関係から首長墓の墳丘構造・埋葬・古墳完成へのプロセスを分析し、首長墓の全貌を解き明かす!!
目次
序章
第1章 墳丘築造最初の目的―首長埋葬以前(首長生前に墳丘は築かれるのか;祈りの場としての墳丘;首長墓の最初の役割)
第2章 埋葬の諸段階―首長の死から埋葬行為、古墳完成までの時系列(首長の死から埋葬準備の過程;遺体搬入から納棺まで;竪穴式石槨構築と墓壙戻し;墳頂平担面の整備;亡き首長の後継者が実現しようとしたこと)
第3章 副葬品に与えられた役割(副葬品の構成;副葬品配置パターンの検討;副葬品に与えられた役割)
第4章 墳頂部複数埋葬の意味(墳頂部同一墓壙内の複数埋葬;墳頂複数埋葬被葬者性格の違い;墳頂複数埋葬の意味するところ)
第5章 古墳築造三つ目の役割―埋葬された首長は神になる(死せる首長の遺体を保持する;寄りきたる悪霊から首長遺体を護る;鏡、大切な刀剣、装身具を捧げ、首長と共にあの世に送る;墳頂を結界し、家を作り、首長霊の所在を示し、防御する;そして死せる首長は神になる)
終章
著者等紹介
辻秀人[ツジヒデト]
東北学院大学 名誉教授。1950年生まれ。1980年同大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。福島県教育庁学芸員(1980年)、福島県立博物館主任学芸員(1987年)、東北学院大学文学部助教授(1992年)を経て、同大学文学部教授(1998年)、2024年退任。前・日本考古学協会会長、東北・関東前方後円墳研究会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 絶世の武魂【タテヨミ】第448話 pi…



