出版社内容情報
日本刀研究の第一人者・小笠原信夫の《虎徹論》
長曽祢鍛冶の越前移住の時代、虎徹が甲冑師から刀鍛冶に転じた時期、試刀家山野加右衛門・勘十郎父子など、虎徹研究の中でも重要な問題に関して新資料による考察をなし、さらに数珠刃などの作風についても歴史的・美術史的観点から広く論及し、生きた虎徹としてその時代の中に捉え直した画期的名著が待望の復刻。
特に「図録編」は質量とも圧巻の内容!!
【目次】
第一章 虎徹以前の長曽祢鍛冶
長曽祢鍛冶の越前移住について/長曽祢利光/長曽祢興寛・利宗/長曽祢才市
第二章 江戸の先輩鍛冶たち
江戸城下町の成立と江戸鍛冶の発生/寛永期刀剣の時代背景/和泉守兼重/上総介兼重/大和守安定/山野加右衛門・同勘十郎
第三章 長曽祢虎徹
江戸期の刀剣書にみる虎徹/虎徹の出生年代及び江戸居住/虎徹の師についての考察/虎徹の作風/江戸における虎徹の活躍
第四章 虎徹の門人
長曽祢興正/興久・興直
第五章 虎徹の周辺
寛文期の江戸風俗/江戸鍛冶の所在地/法城寺正弘とその一門/その他の江戸鍛冶/江戸鍛冶の相州伝
第六章 虎徹私見
偽物について/虎徹の魅力/虎徹の歴史的役割/まとめ
〈付録〉「虎徹の銘字変遷図表」
「虎徹年表」
図録編(全175頁・解説作品87点)
内容説明
日本刀研究の第一人者、小笠原信夫の《虎徹論》長曽祢鍛冶の越前移住の時代、虎徹が甲冑師から刀鍛冶に転じた時期、試刀家山野加右衛門・勘十郎父子など、虎徹研究の中でも重要な問題に関して新資料による考察をなし、さらに数珠刃などの作風についても歴史的・美術史的観点から広く論及し、生きた虎徹としてその時代の中に捉え直した画期的名著が待望の復刻。特に「図録編」は質量とも圧巻の内容!!
目次
第一章 虎徹以前の長曽祢鍛冶
第二章 江戸の先輩鍛冶たち
第三章 長曽祢虎徹
第四章 虎徹の門人
第五章 虎徹の周辺
第六章 虎徹私見
図録編
著者等紹介
小笠原信夫[オガサワラノブオ]
1939年、東京に生まれる。佐藤貫一(寒山)文学博士に刀剣の指導を受ける。早稲田大学卒業。財団法人日本美術刀剣保存協会を経て、東京国立博物館主任研究官・刀剣室長・工芸課長、文部技官等を歴任。東京国立博物館名誉館員。2018年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



