出版社内容情報
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【目次】
内容説明
新御殿(長野市松代の真田邸)に遺されていた真田宝物館と国文学研究資料館が所蔵する膨大な歴史資料である「信濃国松代藩真田家文書」(真田家文書)についてその来歴などを20年以上にわたり研究し江戸時代の信濃国松代藩の地方支配と行政組織などに新たな視点を提起する。マグニチュード7.4の善光寺地震の被害と復興、「真田騒動」も考察の対象とする。
目次
第一部 信濃国松代藩・真田家文書と大名道具の変遷(真田家伝来の大名道具と道具帳)
第二部 大名道具としての真田家文書(松代藩における文書の管理と伝来;真田宝物館所蔵の真田家文書と新御殿(真田家松代別邸)
松代城の「城附諸道具」について
真田家伝来の印章について)
第三部 藩政資料としての真田家文書(松代藩・国元における行政組織とその場;松代藩における地方支配と文書―善光寺地震を素材として;松代藩における地方支配と文書の管理;藩庁文書と村方文書の相互性について―真田家文書と相沢家文書を事例として)
第四部 近世大名・真田家における歴史意識の変容(真田家文書へ流入した文書;「真田騒動」再考;真田信之の遺金をめぐって;四つの真田家文書;真田信之文書の基礎的考察;「真田幸村」とは何者か)
著者等紹介
原田和彦[ハラダカズヒコ]
1963年長野市生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了。1989年から、長野市立博物館、真田宝物館学芸員。現在、長野市立博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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