出版社内容情報
遺跡から出土する陶磁器は、歴史資料「考古学陶磁器」として、遺跡との関係で地域・時代・階層の情報をその身にまとう。
本書はそれら資料に基づいた多様な研究法と新鮮な論点から語られる 生活文化史のシリーズ第19巻である。
内容説明
遺跡から出土する陶磁器は歴史資料「考古学陶磁器」として、遺跡との関係で地域・時代・階層の情報をその身にまとう。本書はそれら資料に基づいた多様な研究法と新鮮な論点から語られる生活文化史のシリーズ第十九巻である。
目次
越窯から龍泉窯への転換―浙江省台州沙埠窯の発見と研究の概略―(陳天民;謝西営;王格人)
愛媛県八町遺跡群における施釉陶器・初期貿易陶磁器からみた古代の様相(青木聡志)
高麗遺跡出土の宋代黒釉碗の様相と意味(李明玉)
蒋山万寿寺跡出土 龍泉窯青瓷龍文大瓶の研究(柴田圭子)
陶磁器流通からみた中世東アジア交易と奄美群島(柴田亮)
アラビア半島南東部から見る15世紀地域間交流(佐々木達夫)
近世陶磁の生産地―産地改変や自文化意識の変容―(扇浦正義)
近代日本人による朝鮮白磁の収集と研究―1920年代後半を中心に―(鄭銀珍)
清代陶磁器の国内流通(松浦章)
陶磁器考古における文献の閲読方法(陳殿;位通)
著者等紹介
佐々木達夫[ササキタツオ]
1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科考古学専門課程博士課程単位取得退学。金沢大学教授、同学評議員・埋蔵文化財調査センター長を経て、金沢大学名誉教授、古代学協会理事、日本考古学会評議員。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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