内容説明
列島に、未知の土器文化帯が潜在!!縄文時代の後半、対馬暖流に沿う東西約600kmの範囲に、これまで考古学界が把握できてこなかった未知の土器文化帯が潜在していた。“文様のない土器”を新たなキーワードに、大陸・韓半島と日本列島との新たな接点を、独自の視点から徹底追跡する。構想20余年…著者がその半生を捧げた渾身の著書、ついに、発刊!!
目次
第1部 対馬暖流ベルト地帯と新たな課題の設定(対馬暖流ベルト地帯;西日本の無文系土器をめぐる課題と関連学史;西日本内部の小地域区分と各基準の設定)
第2部 対馬暖流ベルト地帯内部における各地の様相(韓半島東南部域;北部九州沿岸域;山陰中部域;北陸西部域)
第3部 対馬暖流ベルト地帯周縁の様相(東西瀬戸内域;東南四国域;南四国域)
第4部 文様のない縄文土器と対馬暖流ベルト地帯(総括―新たに導かれた17のフェイズと大画期;課題と展望)
著者等紹介
幸泉満夫[コイズミミツオ]
現在、国立大学法人愛媛大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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