出版社内容情報
多彩な文献の博捜により、これまで確認されていなかった新資料から中国の博物館学の黎明期について論じた独創的な考察。
また、大正・昭和前期に棚橋源太郎によって著しい発展を遂げた日本の博物館学史との比較検討から、日中の博物館学史に新たな視点を提示する。
内容説明
多彩な文献の博捜により、これまで確認されていなかった新資料から中国の博物館学の黎明期について論じた独創的な考察。また、大正・昭和前期に棚橋源太郎によって著しい発展を遂げた日本の博物館学史との比較検討から、日中の博物館学史に新たな視点を提示する。
目次
序章 先行研究及び研究の視座
第一章 用語の定義及び本研究の構成
第二章 先行研究史
第三章 中国博物館の祖型
第四章 中国での博物館創立史
第五章 中国最古の博物館としての“碑林”の提唱
第六章 中国博物館学史の研究
第七章 棚橋源太郎の博物館学思想から中国初の『博物館學概論』へ
第八章 中国博物館関係法規史
結章
付編「博物館条例」の頒布に伴う理事会制度の展開
著者等紹介
張哲[チョウテツ]
1988年中華人民共和国陝西省西安市生まれ。國學院大學大学院文学研究科史学専攻博物館学コース博士課程後期修了。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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