出版社内容情報
コロナ禍で「継承」を問い直す
コロナ禍で人文科学が果たし得る役割とは何か。
進み続ける「デジタル化」に焦点を当てつつ、コロナ禍における文化の「継承」について歴史学・博物館学の視点から学際的に追究する。
内容説明
コロナ禍で「継承」を問い直す。コロナ禍で人文科学が果たし得る役割とは何か。進み続ける「デジタル化」に焦点を当てつつ、コロナ禍における文化の「継承」について歴史学・博物館学の視点から学際的に追究する。
目次
第1章 コロナ禍で見つめなおす「ハンコ社会」―ハンコと花押の歴史に着目して(「ハンコ」とは;律令国家におけるハンコ;書判の時代 ほか)
第2章 コロナ禍のロシアの図書館、文書館―デジタル化の成果と新たな課題(デジタル化と歴史学研究;コロナ禍以前のロシア;ロシアにおける新型コロナウイルス感染症とモスクワでのロックダウン ほか)
第3章 コロナ禍前後の博物館の動向―デジタル化の進展と課題(博物館とは―その目的と役割;二〇一八(平成三〇)年の動向―変革の年
展覧会の変容―コロナ禍に直面して ほか)
著者等紹介
巽昌子[タツミマサコ]
専攻、日本中世史。博士(人文科学)。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC2)、同(PD)、東京大学特任研究員等を経て、東京都立大学大学院人文科学研究科助教。第5回日本学術振興会育志賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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