出版社内容情報
中期では太田茶臼山古墳、後期では今城塚古墳を中心として古墳がつくられ、畿内の古墳時代を考えるうえで重要な地域のひとつとされる淀川流域。古墳前期から後期にかけての当該地域の実態と歴史的意義について考え、古墳時代政治構造を解明するための最新の研究成果をまとめる。
目次
序章 淀川流域の古墳時代をめぐる諸問題
第1章 淀川流域の前期古墳(安満宮山古墳と弁天山古墳群;淀川左岸域の前方後円墳 ほか)
第2章 太田茶臼山古墳の時代(太田茶臼山古墳の築造とその背景;三島における葬制の展開と長持形石棺 ほか)
第3章 今城塚古墳の時代(今城塚古墳と埴輪群像;淀川右岸域の横穴式石室 ほか)
終章 淀川流域の古墳時代