内容説明
国立科学博物館・国立歴史民俗博物館の展示などで、専門家監修のもと細密に描かれた復元イラスト等から、人類の進化の過程や旧石器・縄文時代の歴史風景・くらしの様子をのぞいてみよう!
目次
1 人類の進化と顔(人類の進化と拡散;人類の身体の特徴と変化 ほか)
2 旧石器人のくらし(世界各地のホモ・サピエンス;海へと進出したホモ・サピエンス ほか)
3 縄文人のくらし(最古の土器を使った縄文人のキャンプ地―青森県大平山元1遺跡;縄文時代草創期のサケ漁のキャンプ?―東京都前田耕地遺跡 ほか)
4 その後の時代(弥生時代の風景;弥生時代のくらしと同時代の世界の人々 ほか)
著者等紹介
工藤雄一郎[クドウユウイチロウ]
1976年千葉県生まれ。国立歴史民俗博物館研究部考古研究系助教・准教授(2009~2019年)を経て、学習院女子大学国際文化交流学部准教授
馬場悠男[ババヒサオ]
1945年東京都生まれ、神奈川県育ち。現在、国立科学博物館名誉研究員、日本歯科大学客員教授
石井礼子[イシイレイコ]
1967年千葉県生まれ。イラストレーター。雑誌の表紙イラストや挿し絵等、また国立科学博物館・国立歴史民俗博物館などの展覧会の復元イラストを数多く描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tamami
52
原始・古代の人々の生活様式や道具、当時の自然環境等に興味があり手に取る。イラストレーター石井礼子さんの作品を主に、各展示会のポスターや出版物から選りすぐったもの。旧石器人から弥生・古墳時代の人々の容姿や衣服、生活、自然環境まで、考古学上の発掘・発見を元に細密に描き出していて、興味深い。専門家の監修とあり、最新の考古学上の研究の成果も反映されている。人々の表情や道具の細部まで描き込まれていて、作業の合間に交わされた言葉や人々の思いまでも想像されるようである。最新の考古学研究の成果の一端を垣間見る思いである。2022/12/23
たまきら
31
昔、CGがなかったころ、復元図が私たちの想像力を補ってくれる最高のツールでした。すごく懐かしい気持ちで眺めながら、縄文時代の研究成果を楽しく読みました。…うっかり夢中で読んでいてお夕飯に遅れるところでしたよ…。2023/01/16
れい
10
【図書館】イラストが豊富で想像力を利かせやすい。それにしても、何万年も隔てたとはいえ、縄文人と弥生人の顔つきの違いは、どこか大陸から流入してきた民族の多さを推測させられる。2023/01/25
やま
8
博物館の展示等で使われたイラストで縄文時代や旧石器時代を語りかけてくれます。想像の世界ですが、イラストが見たこともない縄文や旧石器の暮らしを雄弁に語ってくれます。2024/03/11
Mazza
1
面白い2023/10/24
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- 和書
- まさかさかさま