内容説明
『魏志』倭人伝は、『後漢書』東夷伝は倭をどのようにみていたのか。『魏志』や『後漢書』といった中国の史料と、邪馬台国時代の遺跡における遺物の発掘状況などをもとに、2~3世紀の中国・朝鮮半島と日本の関係、そして邪馬台国の実態に迫る。
目次
第1章 本居宣長と偽僭説
第2章 邪馬台国時代の年代
第3章 中国がみた「倭」
第4章 邪馬台国時代の北部九州
第5章 倭人とその世界の接点
第6章 『魏志』倭人伝と東アジア
著者等紹介
片岡宏二[カタオカコウジ]
1956年福岡県生まれ。1979年早稲田大学第一文学部日本史専攻卒業。小郡市教育委員会技師、2017年行橋市歴史資料館館長を経て、現在、小郡市埋蔵文化財調査センター所長。文学博士(考古学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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3
本居宣長と偽僭説:本居宣長と古代史 倭の二元国家論 邪馬台国時代の年代:邪馬台国時代とは 土器型式と絶対年代 九州の土器 中国がみた「倭」:前漢との交渉とのはじまり 倭認識のはじまり 1つでない倭 邪馬台国時代の北部九州:ツクシとは ツクシを取り巻北部九州の世界 ツクシの南、狗奴国の問題 邪馬台国と狗奴国 倭人とその世界の接点:持衰とは何者か 邪馬台国の使者はどこまで行ったのか 魏の使者はどこまで来たのか 考古学からみた交易 『魏志』倭人伝と東アジア:陳寿が魏志偉人伝を著した背景 中国は日本をどうみていた2021/11/07