内容説明
1942年8月から1943年10月までの僅か一年余りの間に、約6万人の連合軍戦争捕虜と約20万人のアジア人が、タイのノーンプラードゥクとビルマのタンビュザヤを結ぶ415キロの鉄道を敷設するため、日本軍によって強制労働に従事させられた。イギリス軍兵士のアルバート・モートンは1942年2月にシンガポールで捕えられ、タイ駐留日本軍の捕虜となり、いわゆる死の鉄道を建設するために強制的に働かされたが、3年半をどうにか生き延びることができた。この間、没収され罰せられる危険性がある中、日記を書き綴り、数々のスケッチを描き、戦後イギリスに持ち帰った。この本はその日本語訳である。
目次
日記(一冊目の日記 一九四二年一一月四日~一九四四年六月一三日;二冊目の日記 一九四四年六月一三日~一九四五年三月一日;三冊目の日記 一九四五年三月三日~一九四五年一〇月二七日(別の日記一九四五年一一月二日~一九四五年一二月二九日))
帰国までのルート:一九四五年
その後のアルバート・モートン
著者等紹介
モートン,ディビット[モートン,ディビット] [Moreton,David C.]
1969年カナダ生まれ。1995年ブリディシュ・コロンビア大学東洋学部日本文化専攻卒業。2001年同学部修士課程(日本宗教史専攻)修了。2001年~2016年徳島文理大学客員講師。2016年~現在、徳島大学教養教育院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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