内容説明
日本列島における人類史の画期的なイベントである縄文時代から弥生時代への変化の鍵を握る、縄文時代後晩期の社会構造と、東日本と西日本の「縄文文化の東西差」発現メカニズムの実態を、縄文土器の広域分布の変動や集団構成・生業活動の詳細な検討から論考する。
目次
序章
第1章 研究の現状と課題
第2章 土器属性分析からみた縄文時代後期中葉における土器分布現象の実態
第3章 縄文時代後期中葉における土器様式構造の時空間的動態
第4章 縄文時代後期における集団構成と居住・生業活動の様相
第5章 胎土分析からみた縄文時代後期における土器伝播の実態
第6章 考察:縄文時代後期の社会構造と列島「東西差」発現メカニズム
終章
著者等紹介
福永将大[フクナガマサヒロ]
1989年7月福岡県福岡市に生まれる。2013年3月九州大学文学部人文学科考古学専攻卒業。2015年3月九州大学大学院比較社会文化学府修了。2019年3月九州大学大学院地球社会統合科学府修了。現在、九州大学大学院人文科学研究院埋蔵文化財調査室助教。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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