内容説明
金工品の一種である装飾馬具。古墳時代における装飾馬具の国内生産体制を解明する過程で、馬や装飾馬具の導入に際して日本列島に大きな影響を及ぼしていた朝鮮半島南部や中国大陸東北部を中心とする国際関係や、飛鳥時代の初期造仏集団との関わりを明らかにする。
目次
第1章 装飾馬具生産と初期造仏活動の研究史
第2章 研究の視点
第3章 装飾馬具生産の開始と確立
第4章 装飾馬具生産の展開
第5章 装飾馬具生産の変質と初期造仏活動
終章 結論
著者等紹介
古川匠[フルカワタクミ]
1979年京都府生まれ。2001年同志社大学文学部文化史学専攻卒業。2004年立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程前期課程修了。2004年大分市教育委員会。2009年~現在、京都府教育委員会。2013年福島県教育委員会派遣(~2014年)。2018年立命館大学大学院文学研究科行動文化情報学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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