内容説明
日本の国際捕鯨取締条約からの脱退で、国内と世界が喧噪している。捕鯨の歴史と文化、そして「捕鯨条約脱退」―日本を取り巻く捕鯨環境を語る。
目次
序章 日本を取り巻く捕鯨環境―国際捕鯨委員会の歴史と国際司法裁判所の敗訴後から脱退まで
くじら年表
くじら探訪 西日本編
くじら食探訪
対談 捕鯨とかくれキリシタン
インタビュー1 くじらは長崎のいのち
インタビュー2 くじらに特化し国内トップへ
インタビュー3 この味を残したい、伝えたい
座談会 くじらを語る―河野良輔先生を偲んで
くじら探訪 東日本編
著者等紹介
小松正之[コマツマサユキ]
1953年岩手県生まれ。東京財団上席研究員、一般社団法人生態系総合研究所代表理事、アジア成長研究所客員教授。1984年米エール大学経営学大学院卒。経営学修士(MBA)、2004年東京大学農学博士号取得。1977年農林水産省に入省し水産庁に配属。資源管理部参事官、漁場資源課課長等、政策研究大学院大学教授を歴任。国際捕鯨委員会、ワシントン条約、国連食糧農業機関(FAO)などの国際会議、米国司法省行政裁判や国際海洋法裁判所、国連海洋法仲裁裁判所の裁判に出席し、日本のタフ・ネゴシエーターとして世界的に名を馳せた。FAO水産委員会議長、インド洋マグロ委員会議長、在イタリア日本大使館一等書記官、内閣府規制改革委員会専門委員を務める。2017年9月から日本経済調査協議会「第2次水産業改革委員会」主査を務める。2011年『世界クジラ戦争』(PHP刊)が『第2回国際理解促進優良図書最優秀賞』を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。