内容説明
2015年過激派組織「イスラム国」(IS)によって破壊されたパルミラ遺跡、貴重な遺構の在りし日の姿。
目次
記念門(凱旋門)
ベール神殿
四面門
塔墓(地下墓室)
パルミラ残影
周辺の都市―古代都市の残照
西方の国々―ギリシア・ローマの栄光
東方の国々―はるかなる長安への旅
著者等紹介
山田勝久[ヤマダカツヒサ]
1943年名古屋市生まれ。早稲田大学国語国文学専攻科修了。二松学舎大学大学院博士課程単位取得満期退学。跡見学園女子短期大学・二松学舎大学・弘前大学・大阪大学大学院博士課程非常勤講師。北海道教育大学教授。大阪教育大学教授・大学院主任教授、附属池田中学校長、学長補佐。総合地球環境学研究所、研究水準外部評価委員。甲子園大学理事・副学長・機構長・教授を歴任。現在は大阪教育大学名誉教授、NHK文化センター名古屋・柏・西宮「シルクロード」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黎雪
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美しかった。 2000年もの時を経ても本当に美しかった。 あんなくだらないことで全て失われたという事実に胸が痛みます。 やっていいことと悪いことも弁えられない集団の暴挙を思うたびに、話せばわかりあえるなんて幻想だと再認識します。2016/10/20
momen
0
今はISにより破壊されてしまった古代都市パルミラの遺跡写真集。昔はシルクロードや様々な土地からの旅人により、交易都市として栄え、異文化や様々な宗教のまじりあう美しい街だった。巨大な建築や異国情緒溢れる装飾の数々は断片的な写真だけでもものすごい規模で、文化や技術が集約された土地であったことを伺わせる。世界遺産を後世に遺すためには平和でなければならないこと・条約などのシステムを整備させないといけないことを実感させられる。2022/11/21