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内容説明
時代の転換点をもたらす災害―北条早雲の伊豆進攻戦にみる戦乱と津波災害の関係性を軸に追究する。歴史展開へ影響を与えた海溝型地震と巨大津波を、津波堆積物と史料の比較検討を通して検証。中世と戦国時代の津波痕跡から見えてくる、相模湾岸の災害史。
目次
序章 伊豆の武士団と北条早雲
第2章 足利茶々丸と伊東・宇佐美氏の動き
第3章 北伊豆の征服まで
第4章 出土資料が語る戦国時代
第5章 決着をつけた二度の津波
第6章 明応四年津波をみた早雲
第7章 明応地震に関する文献史料の再検討
エピローグ 巨大津波と北条早雲の行動
著者等紹介
金子浩之[カネコヒロユキ]
1960(昭和35)年伊豆稲取生まれ。立正大学史学科卒。1984年静岡県伊東市教育委員会学芸員。1986年静岡県考古学会会員。2000年日本考古学協会会員。2004年立正大学史学科非常勤講師(考古学)、伊豆歴史文化研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イツシノコヲリ
1
考古学者が北条早雲の伊豆・鎌倉平定について考察する書籍である。明応年間の2度の海溝型地震による巨大津波が要因だと述べている。季刊考古学で挫折したものとしては、後半の津波堆積物の詳しい解説はありがたい。伊豆半島や鎌倉での津波被害が具体的に知れて良かった。また伊豆半島での城郭において考古遺物と縄張り研究での年代が異なる問題や明応4年の地震の真偽など様々な論点が残されていることも分かった。新聞連載を元にしており、読みやすい。2024/03/08
onepei
1
早雲が地震に乗じて攻め込んだかも、ということはわかった。その他の内容多し。2016/04/12
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