内容説明
東京湾を囲むこれら地域の江戸幕府開幕から明治維新までの歴史を、水運・陸運による交流を中心に据えて描き出す。単なる通史の記述にとどまらず、地域や時代の特色を伝えるエピソードも数多く収録。
目次
第1章 徳川幕府の施策(支配体制;御鷹場と御成街道;幕府直営牧;河川の付替え;新田の開発)
第2章 江戸に送られた房総の物資(塩;鮮魚・干鰯;醤油;炭・薪;武家奉公人)
第3章 房総と江戸を結んだ陸運・水運(房総内の陸運;東廻り・西廻りの海運;利根川・江戸川の水運;中小河川の舟運)
第4章 江戸湾警備と房総の動揺(江戸湾警備に動員された藩と農民;幕府崩壊と房総の騒乱;徳川氏の駿府移封と房総に移された七藩)
著者等紹介
筑紫敏夫[ツクシトシオ]
1955年千葉県生まれ。1981年法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。千葉県内の公立学校教員から、千葉県立中央博物館資料管理研究科長・兼主席研究員を経て、現在は千葉県文化財保護協会理事など。30数年にわたり歴史科学協議会会員
土屋浩[ツチヤヒロシ]
1944年長野県生まれ。1966年東北大学理学部卒業。2005年地質調査会社退職。千葉県・長野県の郷土史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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