内容説明
縄文時代後晩期に、九州独自の価値観を現すクロム白雲母製玉が、九州から東日本に広がっていた。従来の玉研究の「型式」「年代」「製作技法」に、「石材分析」を加えた調査をもとに、九州の早前期~後晩期の装身具の変遷を構築し、九州から縄文玉文化全体を見直す。
目次
第1章 縄文時代石製装身具の研究の歴史
第2章 九州の縄文時代石製装身具
第3章 九州における〓(けつ)状耳飾の系譜
第4章 九州の大珠
第5章 九州縄文時代後晩期の玉―九州ブランドの成立
第6章 九州ブランドの実態―九州縄文時代後晩期のクロム白雲母製玉
第7章 九州ブランドの展開―九州周辺における縄文時代後晩期の玉
第8章 九州の縄文玉文化
付篇 九州出土縄文時代後晩期玉集成
著者等紹介
大坪志子[オオツボユキコ]
1971年12月福岡県生まれ。1995年3月熊本大学文学部史学科考古学専攻卒業。1997年3月熊本大学大学院文学研究科修了。4月熊本大学経理部主計課管財係(埋蔵文化財調査室)事務補佐員。1998年8月熊本大学埋蔵文化財調査室(現調査センター)助教。2011年3月熊本大学大学院社会文化科学文化学専攻修了。学位授与(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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