環太平洋文明叢書
津軽海峡圏の縄文文化

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784639023425
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

出版社内容情報

津軽海峡に花開いた豊かな縄文文化の実像と、その現代的な意義を考える。

世界標準となった水月湖の年縞や海洋学、分析化学などの成果をもとに、当時の環境変化を復元し、海峡を挟んだ交流の様相を描き出す。

内容説明

津軽海峡に花開いた豊かな縄文文化の実像と、その現代的な意義を考える。世界標準となった水月湖の年縞や海洋学、分析化学などの成果をもとに、当時の環境変化を復元し、海峡を挟んだ交流の様相を描きだす。

目次

第1章 年縞が解明する縄文の人類史的意味とその開始をめぐって
第2章 縄文時代の文化領域と津軽海峡圏の気候変動(日本列島に展開した縄文文化と文化領域―その課題;年縞による縄文時代における気候変動;北海道南部における最終氷期以降の植生変化;対馬海流と津軽海流が生み出す生態系―縄文時代から続く水産資源)
第3章 津軽海峡圏の縄文文化の特質―海峡を越えて交流した一万年の歴史(ヒスイの流通にみる津軽海峡圏の交流;アスファルトの石油地質学的分析と原産地推定;数字で読みとく土偶と環状列石―定量的分析の可能性;石狩低地帯の縄文文化―キウス周堤墓群)
第4章 津軽海峡圏の縄文文化の現代的な意義と活用を考える

著者等紹介

安田喜憲[ヤスダヨシノリ]
1946年三重県生まれ。東北大学大学院理学研究科修了、理学博士。広島大学総合科学部助手、京都大学大学院理学研究科教授(併任)、フンボルト大学客員教授、国際日本文化研究センター教授などを歴任。現在、立命館大学環太平洋文明研究センター長、東北大学大学院環境科学研究科教授、スウェーデン王立アカデミー会員。環境考古学の確立で紫綬褒章受章

阿部千春[アベチハル]
1959年北海道生まれ。立正大学文学部史学科(考古学専攻)卒業。(財)北海道埋蔵文化財センター、南茅部町埋蔵文化財調査室長、函館市教育委員会生涯学習部埋蔵文化財担当参事などを歴任。現在、函館市縄文文化交流センター館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

1
☆縄文時代に寒冷化2021/06/02

muny

0
各講義後の阿部千春先生の質問が的を射ていてよい。海流の変化、海藻の分布、縄文土器は穀物を煮るというより魚介類を利用するためという説が心を引いた。2021/05/04

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