出版社内容情報
愛でる一輪の、ひたむきに、人に寄り添う姿。
油、木材、木炭、そして灰に至るまで。
椿は、花を愛でる園芸植物であると同時に、人々の生活を支えてきた”生活樹木”でもあった。
目次
第1章 大陸の皇帝たちが欲しがった椿油
第2章 椿油の採れる地方とその椿林
第3章 椿の実が椿油になるまでの仕事
第4章 椿油はどれ位採れ、何に使われるか
第5章 明かりと髪と天ぷらと椿油
第6章 椿の林と木の文化
著者等紹介
有岡利幸[アリオカトシユキ]
1937年、岡山県生まれ。77歳。1956~93年大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年近畿大学総務部勤務。2003~2009年、(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。1993年第47回毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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