出版社内容情報
日本・朝鮮半島、中国の青銅器武器の集成。詳細な実測・観察で製作技法や使用痕跡などを明らかにし、新たな型式体系を提示する。そこから、これまでの研究と一線を画す青銅器の型式、製作技術、分布、伝播を論じる。
内容説明
研ぎ減りを認識する新たな型式論を軸に、年代、技術(鋳造・研磨技術)、機能、分布から、弥生時代青銅武器の生産と流通を論じる。銅矛・銅剣・銅戈、またそれらの鋳型を、大縮尺の実測図で網羅掲載した、青銅武器研究の画期をなす一冊。
目次
第1章 青銅武器・武器形青銅器研究史
第2章 青銅武器出土主要遺跡の確認
第3章 中国式銅剣
第4章 銅矛
第5章 銅剣
第6章 銅戈
第7章 青銅武器の研磨技術
第8章 青銅武器・武器形青銅祭器の使用痕跡
著者等紹介
柳田康雄[ヤナギダヤスオ]
1943年福岡県福岡市に生まれる。1962年福岡県立朝倉高等学校卒業。1966年國學院大學文学部史学科卒業。1967年福岡県教育庁採用。1999年福岡県教育庁文化財保護課長。2001年九州歴史資料館副館長。2003年國學院大學博士(歴史学)取得。福岡県教育庁退職。2013年國學院大學文学部教授退職。2006年から現在、久留米大学経済学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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