内容説明
鉄の利用は文明を飛躍的に押し進め、冶金技術が進歩する度に歴史に大きな影響を与えてきた。古代から第二次世界大戦までの日本を中心に、鉄と人の関わりという大きなテーマを軸に据えて縦横に語った珠玉の一冊。
目次
第1章 天空から飛来した鉄は
第2章 日本の古代製鉄
第3章 東北・北陸では文化も人間も受容
第4章 鉄の生産と利用
第5章 鉄砲伝来の経緯
第6章 山内の鑪と設備および藩政
第7章 本格的な大砲戦始まる
第8章 明治の鉄に対する認識
著者等紹介
窪田藏郎[クボタクラオ]
1926年生まれ。2012年没。明治大学専門部法科卒業。日本鉄鋼連盟に37年間勤務。富山大学、金沢大学、岩手大学(鉄鋼技術史)、東北学院大学(考古学特殊講義)の非常勤講師、金属博物館参与を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
24
#説明歌 隕鉄と鉄器日本の古代から鉄砲大砲戦争技術 2017/11/05
yraurb
1
この本を理解する前提となる知識が自分にないことがわかったのでその辺勉強してから再挑戦することにします。 内容的にはアマチュアだという作者が日本の製鉄の歴史を古代から順々に追ったもの。 2016/09/06
yuki obana
0
鋼材原料となる鉱物資源もやはり歩留まりや品位上、あるいは技術上(溶銑)の問題もあることが窺い知れた。 文化史上は私たちがメディア等で無駄に見てしまうようなものとはもはや異なるものであると断言してもいいかもしれないと思える考察が十分に成されていると思う。 実態としては江戸期(以前)の製鉄の位置づけは新興国における無駄に金のかかる事業といった位置づけで十分な印象を受けたし、実用性の観点から見たら代替する素材として(土器)陶器、革の類などがメインであったと考えられているようである。2015/01/25
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