季刊考古学・別冊
古墳時代毛野の実像

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  • サイズ B5判/ページ数 172p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784639021650
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0321

目次

総論 古墳時代の毛野・上毛野・下毛野を考える
第1章 古墳時代毛野の諸段階(前期の上毛野―外来要素の受容と在地化;前期から中期前半の下毛野;中期の上毛野―共立から小地域経営へ;中期後半から後期前半の下毛野 ほか)
第2章 遺構・遺物から見た毛野の諸相(鏡―東国における配布の中心を考える;石製模造品にみる毛野の特質;石棺―舟形石棺秩序を中心に;毛野の埴輪 ほか)
特論 文献史料からみた七世紀以前の毛野―上毛野氏をめぐる議論について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

A.Sakurai

2
上毛野は古墳が盛んに築造された地域で大型古墳も多い.最近になって気になるようになり,全般的な状況を知りたくて読んでみた.専門性が高く概説書と論文の中間だろうか.2011年刊でちょっと古いが,最新の研究と大きく変わりはないはず.東海系土器を伴う外来者による農地開拓と前期古墳の成立.中期後半に馬匹生産や渡来民の移住など畿内や大陸系とのつながりが強くなる.後期には畿内との関連は強いままに古墳に独自色が強くなる.最後に上毛野氏に関して論争が紹介されているが,複雑な経緯と立地から一貫した一族がいたとは確かに見えない2024/11/26

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