明治新政府の喪服改革

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明治新政府の喪服改革

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  • サイズ A5判/ページ数 169p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784639020592
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C1021

出版社内容情報

現在の葬儀においては黒喪服一辺倒であるが、明治以前の喪服は古代に始まる白喪服が主流であった。これまで明らかにされてこなかった明治以前の白喪服から現在の黒喪服に変わる詳しい過程を解明するとともに、日本喪服通史としての性格にもなっている。

内容説明

明治以前の白喪服主流から何故現在の黒喪服一辺倒に変わったのか。明治新政府はあらゆる喪服の標準を模索し続けたが、そこには天皇が密接に関わっていた。

目次

第1章 明治以前の喪服は白喪服が主流―江戸後期の代表的喪服は白裃と白無垢
第2章 明治五年、文官の大礼服と万人の燕尾服を制定―白喪服が黒喪服に替わる発端となる
第3章 明治十一年の故大久保利通葬儀は国葬並に盛大―会葬者は大礼服に黒ネクタイと黒手袋
第4章 明治十六年から二十九年までに五回の国葬―上流階級のみが関わり、政府は喪服を模索
第5章 明治三十年の英照皇太后大喪は全国民が喪に服す―政府指示の各種喪服は以降の標準に
第6章 英照皇太后大喪での天皇の喪服は黒喪服―律令時代以来の大喪で着用してきたもの
第7章 喪主の喪服は国葬と英照皇太后大喪で共通―昔の大喪で臣下に着用させたもの
第8章 英照皇太后大喪では随所に喪のシンボル色・黒―皇室系のものと西洋系のもの
第9章 英照皇太后大喪で登場した黒白縞の幕二種―この黒は後で喪の意味を持つようになる

著者等紹介

風見明[カザミアキラ]
1939年栃木県生まれ。早稲田大学理工学部卒(修士)。三洋電機(株)での半導体開発のかたわら、身近な日本文化を研究し、「『技』と日本人」(工業調査会)、「『色』の文化誌」(工業調査会)を著し、70人のエッセイよりなる「日本再発見」(NTT出版)の著者の一人となる。定年後も著作活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きさらぎ

4
白喪服から黒喪服へ。江戸後期の文化時代、江戸の国学者が全国の風俗を調査した際、正式喪服として白裃、略喪服として白い布をかけるなど、白喪服が主体だった。明治時代に大礼服や燕尾服などが採用され、葬儀の場でのドレスコードが定められていく中、西洋的な喪の色としての黒、という感覚が浸透していく。そもそも喪の色としての墨染め、鈍色といった感覚が平安貴族の時代にあったことが移行を容易にした、というのが大筋。正直読み物としては単調で面白くはないのだが、実際の葬儀の様子や新聞記事や官報などが引用されており勉強にはなる。2018/03/26

秋津

3
日本で着用される喪服が白から黒になったのは、明治になり、天皇の意向を受けて皇室にゆかりの深い色を採用していったからだよと考察する一冊。「天皇の意思・意向」というものが割と簡単に出てきますが、それが「個人としての天皇」のそれなのか、「国家の機関としての天皇」のそれなのか、その辺りをもう少し史料を用いて考察すれば、そして新聞以外の史料をもっと使っていればきっともっと楽しいはずと偉そうに思ってみたり。2013/08/15

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