目次
第1章 女子学習院の頃
第2章 伊集院の家
第3章 妃殿下のお覚悟
第4章 国難を乗り越え
第5章 なでしこ会と癌研究基金
第6章 高松宮宣仁親王殿下
第7章 妃殿下に導かれた九十年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼちぼちいこか
21
著者は高松宮妃喜久子様の女子学習院時代からのご学友である。本当は親友と言えばピッタリするのだが、皇族の方と庶民は一線を画さなければならない。喜久子妃は徳川慶喜の孫、著者の岩崎藤子さんは大久保利通の孫。世が世なら別世界に暮らしていたはず。とにかく高松宮妃の行動力は祖父ゆずりなのだろうか。支えてきた岩崎さんも素晴らしい方であった。癌の撲滅の為に半生を捧げた方たちであった。2022/06/06
sasha
2
久し振りにとっても美しい日本語を読んだわ。高松宮宣仁親王妃喜久子殿下と女子学習院で同級であり、卒業後も親交のあった著者が妃殿下との思い出、自身の家族のことを綴ったエッセイ。少々お転婆で、まっすぐで、お茶目さんでもあったのね、喜久子妃殿下は。著者は自身を一般家庭出身というけれど、母方の祖父は大久保利通、伯父は牧野伸顕、家には執事や書生さんがいて、ご家族それぞれに女中さんがいたなんて十分に上流階級だと庶民の私は思うんだ。徳川の姫君様と著者の、程よい距離で長いお付き合いは素敵だと思うわ。2017/02/16
さればいや
0
不眠症だったころ、自分で音読録音し、美しい日本語・品ある日本語を勉強しながらイヤホンで聞いていました。今も音楽プレイヤーに残してあるほど日本語のお手本。お父様のお名前が「ドラマ坂の上の雲」に出たときびっくりしてしまいました。妃殿下とのほほえましくユーモラスなおやりとりが新鮮、憧れ。2012/05/26
よくこ
0
通勤の友 面白かった2022/01/27
あおい
0
こういう日本語を話せるようになりたいと思わせられました、音読でもすれば少しは身につくかしら、、、2019/09/16