内容説明
稲作が始まった縄文時代から、米ばなれ現象と減反政策に直面する現代まで、日本人と米とのかかわりを明らかにする。
目次
第1章 稲作の渡来とクニのはじまり―考古学の時代
第2章 律令制下の農村事情
第3章 荘園の動向と農村
第4章 江戸時代の農村と米穀流通
第5章 近代における米の流通と統制
著者等紹介
土肥鑑高[ドヒノリタカ]
昭和7年東京に生まれる。昭和30年東京教育大学文学部日本史学科卒業。昭和32年同大学大学院修士課程修了。桐朋高等学校教諭。昭和52年同大学院より学位(文学博士)取得。昭和53年大東文化大学文学部助教授。昭和57年同大学文学部教授。駒沢大学、日本大学、中央大学等に出講。平成11年大東文化大学教授退任。同大学名誉教授
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感想・レビュー
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Kuma
5
え!読みたいリストに入れてた本と違うの読んでしまった😂新聞で紹介されたんだけどどっちが新聞掲載のかわからない。とりあえず感想。お米は日本に自生しておらず中国の方から伝わった。米作の歴史で登呂遺跡が出てきてうれしい。お米はとても大事にされてきてお金ができる前は富の象徴。税もお米で払っていた。戦時戦後には米不足になりその後は過剰、消費の落ち込み←今。自給率あげるためにももっとお米食べなきゃと思うけどパンも麺も好きだしやめられない。2023/04/20
そうけん
0
日本の稲作の成り立ち、米にまつわる政策の歴史等が書かれている。著者の専門分野なのだろうが、江戸時代の米の流通に関する話が詳しい。2022/10/05