日本刀おもしろ話

福永 酔剣【著】

雄山閣（1998/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 326p／高さ 19cm
• 商品コード 9784639015390
• NDC分類 756.6
• Cコード C0072

出版社内容情報

妖怪変化，将軍，提督，横綱土俵入りの刀，遠山の金さんの刀など，日本刀の持ち主と刀匠をめぐる数奇なエピソードの数々を紹介。　目次　酒呑童子斬り安綱　山本五十六元帥　横綱制度　刀鍛冶出版の法華経　忠臣になった刀工達【ほか】

内容説明

楠正成・徳川家康などの武将と刀工とのかかわりにまつわる人間臭い話や、谷風や花乃花などの横綱が土俵入りに使った太刀をめぐる興味深い数々のエピソードを綴る。

目次

妖怪変化編（酒呑童子斬り安綱；徳川家康のソハヤの剣　ほか）
将軍提督編（山本五十六元帥；古賀峯一元帥　ほか）
横綱土俵入り刀編（横綱制度；四代　谷風梶之助　ほか）
興味津津編（刀鍛冶出版の法華経；若武者の大蛇退治　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鯖]

この間、大関ヶ原展でみた庖丁藤四郎の逸話が面白かった。関ヶ原展では大谷吉継の愛刀という触れ込みで出品されていたんだけど、この本では湊川の戦いで楠木正成を自刃に追い込んだ大森彦七が、楠木正成の怨霊に襲われ、それを斬って守った刀ということになってる。…大楠公の怨霊ｺﾞｸﾘ。これ、明治から大戦前の逸話ではないなあ、いつのなんだろ。

2015/04/24

[rbyawa]

ｆ１１７、日本刀にはわりと神秘的なエピソードがある刀が少なくないものの、なにかいつも見ているラインナップとは全く傾向が…と思っていたら、どうも近代以降の歴史認識では「成り立たなくなってしまった」逸話全般かこれｗｗ　童子切って解説なかったけど、そもそも刀が出来たはずの時期より結構前の酒呑童子を切ったってされてたのか、いつも読んでる鬼切のほうが出てこなかったので首捻ってたんですが、だいたいの逸話が年代や辻褄が合わなくて、と指摘されていて納得。しかし相撲取りや、日本軍人関係の話と一緒になっているのはなんでだろｗ

2015/05/12

[安部農丸]

あんまりおもしろい話はなかったけど　インド人を右にみたいなことは昔からあった可能性？

2015/05/28

[tall_hemlock]

この方の他の本に比べるとちょっととっちらかってる印象あるかなあ…（文章的に）（内容的にも）。 他の方も書かれているが、山姥切国広の山姥切エピソードが珍しいような。 にっかり青江に関してはこれまでに見た情報より増えてない気がする。

2015/05/14