出版社内容情報
二八蕎麦の二八とはどういう意味か。俗説・諸説を検討し,新解釈によるルーツを解明。蕎麦をめぐる川柳・歌舞伎など江戸文化の粋の世界に遊ぶ。 目次 お江戸の文化と情緒 謎また謎の二八蕎麦 江戸ッ子・美人娘・二八蕎麦 楽しみは二林【ほか】
内容説明
江戸の庶民的な食の代表二八ソバ。その由来の謎(ルーツ)を探り、江戸ッ子の趣向(イキ)と遊びの世界を逍遙しつつ、清新の一大仮説を提唱。
目次
第1章 お江戸の文化と情緒
第2章 謎また謎の二八蕎麦
第3章 江戸ッ子・美人娘・二八蕎麦
第4章 楽しみは二杯
第5章 粋のエスプリ―数の省略文化
第6章 二と八のデュエット
第7章 二八のバトンリレー
第8章 状況証拠あれこれ―江戸推理バラエティ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
uchi
1
二八蕎麦の話で最後までいきました。2020/07/05
namng
0
よく言われる二八蕎麦という言葉の由来「値段が2×8で十六文」「蕎麦粉とつなぎの比率」に疑問を呈して、江戸川柳・雑俳等を引用して検討していきます。 引用が多いので読むのに時間が掛かりますが、その分説得力が有って面白いです。2014/01/18
MSTR
0
二八蕎麦に関する独自の調査研究が素晴らしい。 多くが、二八が十六だからとか、二割八割の比だから、と他所で言ってたから、でウンチク述べるときに、本書は、多様な切り口をもって考察している。 自分も自論を展開したくなってしまった。2022/02/06