出版社内容情報
日本芸能の特質を比較文化論の立場から解明し,さらに世阿弥や近松らの創作過程・秘奥にまで迫る。 目次 文明・文化の歴史的概念および比較文化学の指標 日本芸能の始原的形態と芸能の原義 古代コスモロジーにおけるシャーマニズムの芸能【ほか】
内容説明
日本芸能の比較文化論的考察。雅楽・田楽・猿楽・能・浄瑠璃など日本芸能の源流・伝承・発展過程、またその特質を時代の文化の全体像の中で明らかにし、世阿弥や近松など芸能創作者の創作過程の秘奥に迫る。
目次
第1章 文明・文化の歴史的概念および比較文化学の指標
第2章 日本芸能の始原的形態と芸能の原義
第3章 古代コスモロジーにおけるシャーマニズムの芸能
第4章 エキゾチシズムへの陶酔・東洋的歌舞の伝来
第5章 中世にみる能楽の生成過程および劇的・美的パラダイム
第6章 運命と人間尊厳を洞察するギリシア悲劇のドラマツルギー
第7章 近松浄瑠璃への道程と爛熟した元禄文化