出版社内容情報
天皇制国家の模範となるべき名家の絶家・再興・廃家を通じて，日本人の「家」問題を追求する。 目次 乃木伯爵家再興問題の概略 乃木希典の養子否定論と絶家思想 乃木伯爵家絶家の法的問題 新乃木伯爵家と氏 乃木元智伯爵家の廃家【ほか】 資料編付。
内容説明
本書は、乃木伯爵家を天皇制国家の藩屏としてのモデルの問題ととらまえ、国家政策、特に家族国家観の問題に位置づけて考察し、事件の経緯、思想的背景、法律論争等を明らかにする。
目次
第１章 乃木伯爵家絶家再興問題の概略
第２章 乃木家・乃木希典および毛利（乃木）元智
第３章 乃木希典の養子否定論と絶家思想
第４章 乃木伯爵家絶家再興の経緯と世論
第５章 乃木伯爵家絶家の法的問題
第６章 乃木伯爵家「再興」の法的問題
第７章 新乃木伯爵家と氏
第８章 乃木伯爵家絶家再興と祖先祭祀
第９章 乃木伯爵家絶家再興問題の歴史的意義
第１０章 乃木元智伯爵家の廃家
乃木伯爵家絶家再興問題資料編
