出版社内容情報
目次 憑霊信仰の歴史と展開(憑きもの/憑霊現象と特殊家系/狐持ちの発生を探る【ほか】)憑霊信仰の機能と構造(憑きもの現象と社会構造【ほか】)憑霊信仰と宗教者(憑霊と除祓/神道の憑きもの落とし/カミ・つきもの・ひと)憑霊信仰研究の回顧と展望【ほか】
内容説明
神霊がなにかに乗り移るという宗教的観念、つまり憑霊信仰は、古代から連綿と続いてきた信仰である。本書は、特に「悪霊憑き」に比重を置いた論文を収録し、改題を示す。
目次
第1篇 憑霊信仰の歴史と展開(憑きもの;憑霊現象と特殊家系;狐持ちの発生を探る;乱心/狐憑き/指籠入れ)
第2篇 憑霊信仰の機能と構造(中央高地における一迷信の地域的基礎;憑きもの現象と社会構造―社会人類学的アプローチ;群馬県南西部におけるオサキモチ信仰とサンリンボー信仰の社会的意味)
第3篇 憑霊信仰と宗教者(憑霊と除祓―「憑く・憑ける・憑けられる」の三元構造;神道の憑きもの落とし―「蟇目の法」をモチーフとして;カミ、つきもの、ヒト―島原半島の民間信仰をめぐって)
第4篇 憑霊信仰研究の回顧と展望