出版社内容情報
伊賀・甲賀流に代表される山岳奇襲戦術（忍術）の盛衰と，それを使いこなす忍者らの生態を文化史的に究明。 目次 忍術と歴史 忍術の盛衰 忍術と科学 忍術と文学 忍術と道徳 忍法 忍術と呪術 忍話抄 忍者心得帖 忍術の文献 忍法余録
内容説明
徳川幕府御庭番の活躍で知られる忍者とはいかなるものであったか。忍術とはどんな武術であったか。日本個有ともいわれる忍術・忍者の歴史・性格・技術・掟（おきて）など、多面的に解明を試みた忍者・忍術研究の基本文献。
目次
第１編 忍術と歴史
第２編 忍術の盛衰
第３編 忍術と科学
第４編 忍術と文学
第５編 忍術と道徳
第６編 忍法
第７編 忍術と呪術
第８編 忍話抄
第９編 忍者心得帖
第１０編 忍術の文献
補編 忍法余録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amabiko
4
忍者研究における基本書中の基本書。半世紀以上も前に出された本なので、その後の研究の進展で書き換えられるべき部分もあるが、多様な視点がすでに盛り込まれていて、その後の忍者本に与えた影響は絶大。史料の引用もあれば、一方でやわらかい文体のエッセイも含まれていて、読み物としても優れている。『忍びと忍術』と改題された新装版が出ているが、そちらには「補編 忍法余録」が収められていない。2018/02/26
